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鍼灸学科昼間部1期生 松山 優さん
  • 今回ご紹介するOBは、華梨堂の松山優さん(鍼灸学科昼間部1期生)です。

  • 松山優さん(鍼灸学科昼間部1期生)
  • −お久しぶりです。松山先生は青葉を卒業してすぐに、釧路に行かれたんですよね。その辺についてお話しいただけませんか。

  • ≪松山さん≫はい、実は青葉に在学中、鍼灸師会主催の講演会でケニアでの鍼灸ボランティア活動について話を聞く機会がありまして、自分もそんな活動をしてみたいと強く思い、その活動のリーダーである釧路の杏園堂須藤先生の門を叩くことになったんです。

  • −実際にケニアには行かれたんですか。

  • ≪松山さん≫ええ、杏園堂には7年間お世話になり、その間に2度ほどケニアに渡りました。

  • −どのような活動だったんですか。

  • ≪松山さん≫アフリカはHIVが蔓延しておりまして、それを調査・フォローする医療団体に同行して活動しています。ただの調査(血液のサンプリング)ではなかなか協力が得られず、医療の無料提供を同時に行うことで活動が普及したと聞いております。いわゆるスラム街での活動で、調査の傍ら鍼灸治療も医療の一部として提供していたということです。

  • 松山優さん(鍼灸学科昼間部1期生)
  • −アフリカで鍼灸治療がすんなりと受け入れられたのですか。

  • ≪松山さん≫最初のころは抵抗があったようですが、永年の活動で理解を得ています。場所的に肉体労働者が多く、腰痛などの治療で喜ばれています。

  • −ボランティアでの活動ですと金銭的にも大変なのでは。

  • ≪松山さん≫もちろんケニアまでの飛行機代とかホテル代だとか基本的に自腹ですから、色々大変ですけど、好きでやってることですから。

  • −なるほど、同じ鍼灸師として頭の下がる思いです。ところで、松山先生は東日本大震災の被災地にも足を運んでいると聞きましたが。

  • 松山優さん(鍼灸学科昼間部1期生)
  • ≪松山さん≫はい、ちょっと話は長くなりますが、杏園堂は中国留学のため退職しまして、帰国後独立開業となりました。その後も須藤先生には公私ともにお世話になっていまして、その須藤先生からのお声掛かりで陸前高田あの一本松の所ですけど、昨年の7月に行ってきました。場所は地元の中小企業同友会の配慮のもとショッピングセンターの駐車場にワンボックスカーを置かせて頂き、そこで治療に当たっていました。震災から1年以上たった時期にも関わらず、心的後遺症によると思われる患者さんの多さに驚きました。今年も5月から活動を再開します。もちろん私も行く予定です。

  • −ご自分の治療院をもちながら、ボランティア活動を続けることは大変ですよね。

  • ≪松山さん≫そうですね、私も須藤先生みたいに沢山のスタッフを抱えて、自分はフリーで動けるようになりたいと思うのですが、こればっかりはなかなか…。

  • −そうですか、そのときは青葉の卒業生を最優先で雇って下さいね(笑)。最後になって恐縮ですが治療院についてお聞かせ下さい。

  • ≪松山さん≫はい、とくに土地勘があってここを選んだわけではなく、とにかく一軒家まるまる治療院にしたくて、不動産屋をぐるぐるまわって、ここに決めました。鍼灸は中医学をベースに組み立てています。もちろん日本人に合うようアレンジしています。あと、妻がアロマテラピーとヘッドスパを担当しています。このヘッドスパがすっごく気持ちいいんですよ。ぜひ試してみて下さい。

  • −ぜひ、お願いしたいです。時間たっぷり取って、また来ます。今日は長々とありがとうございました。

華梨堂
華梨堂
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