2024年5月18日 昭和41年3月卒業 普通科卒業生同窓会

令和6年5月18日(於:ホテル津Center Palace)
笑顔で歓談中 こんなこともあったような?!


世話役 館 繁文

 同窓会当日は、まさにタイムマシーンにでも乗ったかのような気分でした。参加者は先生も含め49人、喜寿を迎えた老人の集まりの筈なのに、誰もが若々しく60年前の高校生のように活気に満ち溢れていました。
 会場内の各テーブルには、卒業アルバムや当時の亀高新聞、出席出来なかった方々の近況報告などが並べられ、懐かしい高校時代を思い浮かべながら語り合う一時もありました。
 今回の同窓会の目玉は、制服を着た男女高校生の顔出しパネル。世話役の方がこの日のために作ってくださった力作です(写真)。忘れられない恋のドラマや片思いだった昔を偲びながら、多くの参加者にツーショットの撮影を楽しんでいただきました。なかには、こっそりパネルの裏で手を握りながらの方もいらっしゃいました(笑)。
 また、普通科5クラスのうち、4人の先生にも参加いただきました。90歳近い高齢にもかかわらず、お元気な姿を見せていただきました。昭和の青春歌謡も一緒に大きな声で歌っていただき、歳を重ねても心の若さは永遠であることを実感しました。
 同窓会で感じたのは、年齢や外見が変わっても人々の心には変わらぬ情熱や友情が息づいているということです。今回が最後の予定でしたが、再びみんなで会いたいという声をたくさんいただきましたので、前向きに検討していきたいと思います。




世話役 坂 昌寛

 1960年代から1970年代に青春を送った団塊世代。「されど我らが日々」(柴田翔)、「わが心は石にあらず」(高橋和巳)に心揺さぶられ、自己との葛藤、権力に抗うことこそが青春を標榜することであると信じて疑わなかった世代である。
 そんな世代も、今や「耳遠く、記憶は遠く、トイレは近く、棺おけ近い」喜寿を迎えてしまった。
 気が遠くなるような長い航海を終えつつある仲間たち。卒寿に近い恩師の方々も交えた久しぶりの再会。15の春から60有余年。でもこの日だけは少年少女。荒波を乗り越えて生き延びた者たちが歓喜に酔いしれた。
 生徒指導の先生に、「高校生らしくない」とか「亀高生らしくない」との意味不明の理由で坊主頭の強要と、スカートや髪の毛の長さをチェックされた時代。今なら確実にブラック校則。思えば実に滑稽でもある。
 そして団塊世代は、それまでの文化的価値観を払拭すべくカウンターカルチャーに酔い、一世を風靡した。
 かのエネルギーこそ失せつつあるが、赤き血潮はまだまだ胸に満ちている。


日時:2024年(令和6年)5月18日(土)
場所:ホテル津Center Palace
参加者:49名

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