創立100周年にあたって

丘友会会長  服部 久生

 会員の皆様には、ますますご健勝にてご活躍のこととお喜び申し上げます。平素は母校ならびに丘友会の活動に格別のご支援を賜り、厚く御礼申し上げます。また、前号会報で寄付金協力のお願いをいたしましたところ、多数の方からご寄付をいただきましたことに重ねて御礼申し上げます。

 さて、本年は母校が創立して100年目に当たります。コロナ禍の影響で会議もままならなかったのですが、本号でやっと記念事業の全体像を皆様にお知らせすることができるようになりました。創立100年という大きな節目のこの年、皆様と共に祝いたいと思います。

 ところで、この2年間は新型コロナウイルス感染症に翻弄された期間でありました。緊急事態宣言が二度にわたり発令され、様々な活動が停滞し、日常生活も大きく変わりました。マスクが手放せない生活、人と人との距離をとる生活、大勢での会食を控える生活等々。そのような中で、同窓会を企画したが中止または延期を余儀なくされているという話も漏れ聞こえてきます。

 最近、「人と人との結びつき、支え合いや助け合い」という意味での「絆」という言葉をよく耳にします。コロナ禍にあって、三密回避やマスク越しの会話、リモートでの仕事等、人と人とのつながりが希薄になりつつある危機感から、この言葉が使われているではないかと思います。

 11月12日には、亀山市文化会館で創立一〇〇周年記念式典を挙行する予定です。その頃にはコロナ禍も終息し、同窓会も活発に開かれ、「絆」を取り戻せることを期待しています。
 最後になりますが、亀山高校の益々のご発展と、会員の皆様のご多幸をお祈りいたします。


(令和4年3月発行 丘友会会報より)